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楽典

音楽の世界で楽典は、音楽を始める人たちのバイブルとして、重要な役割を果たしてきました。 クラシックはもちろんポピュラーやロックなど、新しい音楽家を生み出すために、ジャンルや時代を越えて活用される理論書は、ほかに例を見ません。
音楽を目指す人なら必ず知っておかなければならない、「基本の中の基本」を厳選し、それのみに徹した内容は、誰にでも使え、誰にでも理解できるところに、鍵があるように思います。
ジャンルに片寄りが出れば、当然の事ながら応用が利かなくなり、応用が利かなくなれば、使用者が限定される。
どんなモノにも共通に使えるものというのはなかなかあるものではありません。
私は音楽業界に30年近く関わってきましたが、最近ふと楽典を開いたとき、すべての人を感動させる音楽の存在を、この楽典を通じて強く感じ始めました。
そこで考えついたのが、新しい時代のネット・メディアを利用した、ハイパー音楽事典とも呼べるホーム・ページの開発です。
日本ではクラシックを中心に、ドイツ語による音楽用語の教育がなされたために、国際的な音楽活動に大きな支障をもたらしています。特にポピュラー音楽の世界では海外の音楽家との共演の機会も増え、音楽用語の英語化の必要性も急務になっています。そこで、ドイツ語読みが主流の用語はできる限り英語読みに置き換えて表記しようと思います。 とりあえず楽典からスタートしますが、そのうち「音楽史」「コード理論」「ジャズ理論」「対位法」など、いろいろな理論書に発展させ、音楽に関わるすべての人たちのためのプラット・フォームにしたいと考えております。
ぜひ、この考えにご賛同いただき、ご協力とご支援をお願いいたします。

1997年4月18日 伊藤精一  
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